Introduction and Report of Activities 活動の紹介と報告

TIFA〈国際交流の会とよなか〉

大阪府豊中市在住の女性を中心に、留学生・就労外国人支援からスタート。
ネパールの女性の経済的自立や子どもの生活・教育支援のサポートプログラムを展開しています。

国際交流の会とよなか

1985年 豊中市主催の講座「身近な国際交流」の修了生の有志により、〈国際交流の会とよなか〉設立。
1994年 ネパール・ドダウリ村で女性と子どもの自立支援活動開始。その取り組みは現在も続いている。
1999年 内戦で親を失った女児のための孤児院「ハッピー・ガールズホーム」をネパール現地で開設。
2000年 NPO法人格を取得。
2007年 外国の文化や言葉、遊びを学ぶ「第1回 国際子どもキャンプ」を開催。以来、毎年実施している。
2012年 地域に住む外国人の女性が日替わりでシェフを務める「カフェ・サパナ」を豊中市にオープン。
2013年 ドダウリ村でキルト制作の指導を開始。 同時に日本でのキルト販売もスタート。
2014年 〈第4回 自由都市・堺 平和貢献賞〉を受賞。
(第3回受賞者はミャンマーの民主化運動指導者アウンサンスーチーさん)
2015年 設立30周年を迎える。
日本で暮らす外国人に日本語を教えたり、子育てや就学の支援を行うのがTIFAの日常の活動です。
ネパールに開設した孤児院「ハッピー・ガールズホーム」。女の子の孤児20人を受け入れ、学校卒業まで(10年間)の生活と学習の機会を提供しました(2015年修了)。
各国の料理が日替わりで味わえる「カフェ・サパナ」。「サパナ」はネパール語で「夢」を意味しています。
2017年2月、滋賀県東近江市の八日市図書館で、約1か月間にわたって「ドダウリ村のキルト展」が開催されました。

ネパール大震災 2015年4月

2015年4月25日に発生した大地震により、ネパールの広い範囲で大きな被害が出ました。犠牲者数は9,000人あまり。100万人近い子どもたちが学ぶ場を失ったといわれます。

キルトを制作しているドダウリ村は、その中心部は比較的軽微な被害ですみましたが、周辺の村落部には崖崩れ、道路の寸断、水源や電源の喪失、学校や医療施設などの被災により、基本的な生活を続けることが困難な地域が多数ありました。
またそれらの周辺地域には、日本をはじめ世界各国からの救援や支援も届きにくく、いわば「陸の孤島」となってしまう恐れもありました。そこでTIFAでは震災発生後すみやかにドダウリのNGO「HANDS」に救援資金を送金。NGOのメンバーはその資金を使って陸路でインドに入り、テントや医療物資、食料などを調達してドダウリ地域での救援活動を展開しました。

さらに私たちは、被害の大きかったカトマンズ近郊の「ファルシドール」という村の人たちと交流を開始。大半の家が倒壊し住む場所を失った人たちのために仮設住宅の資材を提供しました。 また寒さのきびしい冬場に備えて世帯分の毛布の購入資金も寄付させていただきました。

そして村の生活を再建する一助となるよう、女性たちが主となって手編みのニット製品を日本で販売するプロジェクトも開始しました。2015年度の売上の収益で、壊れた村の共同水道を補修する資金を蓄えることもできました。ご協力いただいたみなさまに感謝いたします。

ファルシドール村(カトマンズ近郊)

ファルシドール村では女性たちがニット製品をつくり始めました。そのニット製品を日本で販売した収益は、編み手の女性と村のコミュニティに還元されるほか、一部、日本の被災地支援にもあてられます。
TIFAの支援で建てられた仮設住宅。壊れた住居の再建のめどは立っていません。
厳しい冬を仮設住宅で過ごす人たちのために毛布を贈りました。
震災後に産まれた赤ちゃんを仮設住宅で育てるお母さん。
ニット製品を日本で販売した収益で、震災で壊れた水道の修理もできることになりました。