Quilters in Dudauli Villege ドダウリ村のキルターたち

キルトをつくっている女性は12人。
年齢は10代から40代で、独身の方、小さな赤ちゃんがいる方、シングルマザーなど、さまざま。ご主人が海外に出稼ぎに行っている人も。
毎日2時間もかけて徒歩で教室に通う人もいます。
彼女たちは、キルトづくりを通して「表現すること」、そして「自分の手でお金を稼ぐこと」のよろこびと誇りを手に入れているのです。

アンビカさん
一人の女の子がいるお母さん。スタート時からのメンバーです。デザインセンスの良さには定評があります。
ザヌカさん
足が悪いので弟さんのバイクの後ろに乗ってキルト教室に通っています。通信教育の大学で学んでいます。
ソニラさん
スタートメンバーの一人で、センス抜群。多くのファンが作品を待っています。
通信教育で学んでいます。
チャンパさん
一男二女のお母さん。ていねいな針仕事をする人です。ご主人はドバイに出稼ぎに行っています。
パビットラさん
キルト教室のすぐ近くに大家族で暮らしています。若手キルターのリーダー的存在。可愛い女の子が一人います。
フルマヤさん
スタート時からのベテラン・キルター。ご主人が亡くなってから、女手で三人のお子さんを育てています。
マンデラさん
スタート時は独身でしたが、いまは小さな赤ちゃんがいるママに。センスの良さに日本でもファンが多いキルターです。
サルミラさん
スタート時は15歳でした。サパナさんとは幼なじみで、ドダウリ村にある大学の分校に通っています。
サパナさん
スタートの時からサルミラさんと仲良く歩いて教室にやってきます。
大学もサルミラさんと同じです。
リタさん
いちばん新しいメンバーで、マンデラさんの義理のお姉さん。手にしているのはキルトづくりを始めて3カ月めに完成した作品。
アプサラさん
スタート時からのメンバー。個性的なデザインの特色あるキルトを作ります。自転車で1時間かけて教室に通います。
カルパナさん
明るくて元気なカルパナさんのおかげでキルト教室はいつも笑い声でいっぱい。可愛いデザインを考えるのが得意なキルターです。
アサさん
プロジェクトのリーダー。布の購入、デザインのアドバイス、最終工程のミシン、売上の管理までを一人でこなしています。

ザヌカさんのこと

キルト教室にきているザヌカさんは、生まれつき右足が不自由、移動はいつも片足けんけん。
みんなが外に洗濯に行ったり、集合写真を撮りに行くときもポツンと取り残されていました。

日本人のわたしたちが肩を貸そうとしても「足が悪いから…」と寂しい顔で断り、うつむいて口を閉ざし、みんなにも積極的にまじわろうとしません。
慣れない場所で、友達も知り合いもいないこともあっておしゃべりしながら、楽しみながらチクチクチク縫い物・・・からはほど遠い感じでした。
足が悪いせいで、いろんなことから遠ざかってしまう暮らしを今までしてきたのだろうな。
そんなふうに思えました。

でも、そんなザヌカさんも毎日キルト教室にきてチクチクしているうちに少しずつみんなと打ちとけてきて、わたしたちが日本に帰るころにはすっかり明るい女の子に変身していました。
キルトづくりもとても楽しそう、ザヌカさん天職を見つけたかな。
きっとこれからどんどん腕をあげていくね。
がんばれザヌカ!

ザヌカさんが2つめに制作した作品。生まれて初めて針仕事をしたという彼女ですが、こつこつとていねいに縫い上げました。2013年4月。
半年後、2013年9月のザヌカさん。引っ込み思案だった性格もすっかり明るくなり、作品にも個性が出てきました。ロープに干されているのは仕上げの水洗いを終えた彼女の作品。
当初はきょうだいが自転車で毎日送り迎えをしていましたが、ザヌカさんがキルトの収入でバイクを買ってあげました。2016年1月。